電話がつながらない！…中区豆口台Ｋさん

見覚えのない携帯番号から日曜日の夕方に着信。電話に出るとお客様のＫさんがかなり焦った感じで「電話が受けられないし、かけられない。なんとかなる？」と。どうやら固定電話が使えないご様子。私のお客様は70～80代の女性の一人暮らしが多く、機械に苦手意識をお持ちの方は少なくない。すぐに行きますと言って到着すると「NTTに修理の電話したらショートメールがきたがよくわからない」とのこと。FAX付の電話機は電源は入っているものの受話器から全く音がしない。「そうそう、テレビも3台ともつかなくなったのよ」と。え？テレビ？そこでピンときた。メインのテレビの場所へ案内いただくと予想通り、テレビの下に光回線のモデムと無線のルーターが。犯人はこいつだなと。

御主人が電気関係が好きらしく、Wi-Fi（無線ラン、ワイファイ）が設置されている。これが様々な電化製品につながっている家は珍しくない。見ればノートパソコンやタブレット（iPad）も置いてある。設定がおかしくなったかな？と思い、確認しようと思ったらモデム（写真左）の電源が落ちている。見るとテレビの後ろ側に電源タップがあり、モデムのコンセントがささった位置のスイッチがOFFに。モデムの電源が落ちると家中の通信環境が全部落ちる。電話もインターネット、ケーブルテレビや光テレビだとテレビもつかない。便利だけどなんとも脆弱な仕組み。テレビ周りは録画機器類をはじめ機械と配線でごった返す家が少なくない。Kさんも例外なく。